マイルス・デイヴィス・クインテット

音楽
10 /08 2011
Vol. 1-Miles Davis Quintet-Live in Europe 1967-theVol. 1-Miles Davis Quintet-Live in Europe 1967-the
(2011/09/20)
Miles Davis

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マイルスの生涯にわたる作品を聴けば
ジャズそのものの変遷や歴史をすべて聴くことができるわけですが、
マイルス本人は、自分の音楽をジャズにカテゴライズされることを好まず
マイケル・ジャクソンやプリンスをライバル視していた
そんなエピソードが
彼の音楽へのビジョンを物語っています。

マイルスが「最高のバンド」と評するこのクインテット。
メンバーは
ウェイン・ショーター(サックス)
ハービー・ハンコック(ピアノ)
ロン・カーター(ベース)
トニー・ウイリアムス(ドラムス)
1967年の10月、11月のライヴです。

やはり印象的なのは
30代後半の巨匠マイルスを20歳にもなっていないトニーが
猛スピードと爆音で煽りまくり
ほかのメンバーも触発されて
まるで格闘しているかのような激しい演奏。

突然、嵐が止んで
冷静になったかと思っていると
相手の出方をよく聴いていて
徐々に盛り上げまた激しくなるかと思ったら
軽快にスイング、と
まあ、要するに自由自在なのです。

ライヴ・パフォーマンスというと
知っているあの曲を、そのままやってくれることを期待したりしますが
それとは真逆の
スリリングで、手に汗握る即興演奏。
これぞマイルスの言う「最高のバンド」だったのだなと
40年以上前の録音が教えてくれます。

ブランフォード・マルサリス

音楽
10 /03 2011
ソングス・オブ・マース・アンド・メランコリーソングス・オブ・マース・アンド・メランコリー
(2011/07/06)
ブランフォード・マルサリス&ジョーイ・カルデラッツォ

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ブランフォード・マルサリスは
あのスティングの“イングリッシュマン・イン・ニューヨーク”で
ソプラノサックスを吹いていた人です。
って、もう古い話か。
弟のウイントン・マルサリスとともに
ジャズ以外の音楽ファンからもよく知られています。

この新作は、サックスとピアノのデュエット。
ベースとかドラムスが入っていません。

秋に入って、空気も澄むようになり
食べ物も美味しくなって
家でゆっくりお酒と読書も楽しくなる、
そんな時間に
こうした静寂をともなうジャズはしっくりきます。

ブランフォードの音をいろいろ聴いたきた僕は
ピアノと語り合うフランクで叙情的なフレーズに
何度も頷きながら
「ほかにジャズのデュエットものはなかったかな」と
CD棚を前にしばらく佇むのでした。