痩せてゆく

江戸東京
01 /25 2011
五木寛之氏が90年代に書いた本の中で、
「宗教も科学も、もともとは今よりはるかに雑然としてあやしげなものだったはずです。
 それが洗練され、形が整えられ、純粋化されてゆき、そして痩せてゆきます。
 豊かなものが削ぎ落とされ、高級になったぶんだけ貧しくなってくる。
 すべての文化は、そういう運命をたどるようです。
 芝居も、音楽も、お茶も、文芸も、みんなそうです。」

先日読んだアフロ・ディズニー2(00年代を著す本だと思います)に
「洗練と諧謔(かいぎゃく)」という言葉が出てきますが
世の中も、人の中味も洗練と諧謔とが同居しています。
それにしては、ちょっと今の世の中痩せすぎではないかと。

特にインターネット的(糸井重里氏2001年の本)な世の中以降
何かを得る(get)前に、まず自分が与えて行く(give)ことが顕著になり
個人の“幸せ”とか“豊かさ”を人それぞれが考え、
人生を面白くしていく人が増えた(あるいは明るみにでてきた)ということは
いいことだと思います。

10年代はいい感じで太るといいと思います。



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